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リオと共にバルゴア辺境伯領についたセレナは、辺境伯一家に優しく出迎えられた。そんなとき、リオの元にタイセン国から結婚式の招待状が届く。タイセン国では、第二王子がセレナに一目惚れ。「なんて美しいんだ……。リオ、僕に彼女を紹介してほしい!」「いや、だから、俺の婚約者だ!」面倒なことになる前に自国に帰ろうとしたが、セレナが『社交界の毒婦』とよばれていたことが知られてしまい二人は事件に巻き込まれていく。
ファルトン伯爵家の長女セレナは、異母妹マリンに無理やり悪女を演じさせられていた。言うとおりにしないと、マリンを溺愛している父にセレナは食事を抜かれてしまう。今日の夜会でのマリンのお目当ては、バルゴア辺境伯の令息リオだ。――はいはい、私がマリンのお望みどおり、頭からワインをぶっかけてあげるから、あなたたちは私を悪者にしてさっさとイチャイチャしなさいよ……。と思っていたら、リオに捕まれたセレナの手首がゴギッと鈍い音を出す。「叔父さん、叔母さん! や、やばい!」「えっ何やらかしたのよ、リオ!?」骨にヒビが入ってしまいリオに保護されたことをきっかけに、セレナの過酷だった境遇は優しく愛に満ちたものへと変わっていく。